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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

誰がやるの?自分でしょ!

2017年3月1日

Vision 葉書

3月の目標はこの絵葉書の裏に。

2017年も2か月が過ぎもう春ですね!

今年の目標や決意は着実に実行出来ていますか。

前回、才能よりも継続ということを書きました。

継続のコツは、必ず書くこと。

 

私は、年間のビジョンを気に入った絵葉書に書いて

デスクの上に置いています。

そして、それとは別に、毎月、

行動変革目標5個と達成目標5個をきれいな絵葉書の裏に書いて

ベッドサイドテーブルに置いて寝る前に確認しています。

この方法は、最近始めたのですが、

堅苦しいチェックリストより私には効果的です。

書いたことは言霊になって、自分に響きます。

 

例えば、先月の行動変革目標に「倹約する」がありました。

(今更、そんなレベルとはお恥ずかしいですが)

先日、ブランドのファミリーセールで素敵なジャケットを発見。

しかも70%オフ!

手に握りしめていたのですが、最後に会計をする時に

「倹約する」と書いた自分の字が頭に浮かび・・・

ジャケットはハンガーに無事、返却されました。

 

そんな小さな目標は何も書かなくても、

と聡明な皆さんは笑うかも知れません。

でも、そんな小さなことだから、意識しないと出来ないのです。

 

私は、セミナーや研修でアクションプランや目標の設定をお手伝いしていますが

私のセミナーの参加者は皆さん、優秀なのでカッコいい表現で色々と書いてくださいます。

「部のコミュニケーションの活性化を図る」

「部下育成を徹底する」

日本語はつくづく受動的な言葉だなあ、と思います。

主語なしで通じるのですから。

そこで、「誰がやるのですか」と尋ねると

沈黙になります。

「部下にやらせなければと思うのですが・・・」

という答もあります。

何度もお伝えしているのですが、自分は変えられるが他人を変えることは出来ません。

「あなたは何をするのでしょうか」

と尋ねると、答えが出てこない方が多くいます。

自分の行動に落とし込むことは難しいのです。

 

もっと大きなビジョンについて考えてもらおうとすると

「家族と幸せに楽しく笑顔で暮らしていたい」

よくわかります。

でも幸せな状態ってどういう状況でしょうか。

漠然としていますよね。

そのために今、何をあなたはしなければならないのでしょうか。

となると、答えは中々出てきません。

 

そこで、こんな質問を自分自身にしてはいかがでしょうか。

「今日一日、私はチームのために最大限努力をしたか」

「今日一日、私は家族の幸せのために最大限努力をしたか」

「今日一日、売上目標達成のために最大限努力したか」

そう考えると日々、やるべきことが見えて来ませんか。

能動的に、日々の積み重ねが未来を作る!

春を迎えて、充実した3月となりますように。

 

参考図書;「トリガー自分を変えるコーチングの極意」マーシャル・ゴールドスミス 日本経済新聞出版社

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まだ花開かせるために。~才能よりも継続~

2017年2月1日

日記帳

 

「1年間、日記をつけ続けることが出来る人は将来何かを成し遂げる人。

10年間、日記つけ続けた人は何かを成し遂げた人」

という言葉を誰かに言われました。

私自身は、8才から24才までほぼ毎日、日記をつけ続けていました。

あまり優秀ではなかった私の子供時代のエピソードで、

唯一自慢出来ることです。

しかし、では、その後、私が何か成し遂げたかというと特に普通の人生であり

それがどう役に立ったのか分かりません。

単に勤勉であることを奨励して言われたことなのでしょう。

 

しかし、今、世間で流行っている本「GRITやり抜く力」を読んでみると

この継続する力というのは、馬鹿にしたものではなさそうです。

この本では、生まれ持っての能力だけでは成功できず、

同じことを継続し続ける人が成功すると言っています。

どんなに失敗してもめげずに情熱を持ってやり続ける力が

どんな分野においても成功すると著者の研究結果を示しています。

確かに、私たちの知っているアスリートたちも

人一倍、誰よりも練習を行っていると自負している人が多いですし

ノーベル賞や文学賞などを取る人達も下積みが長く

それが果たして成功に結び付くか分からずにがむしゃらに

やっている人が多いですね。

毎日毎日、同じことを続け、重要なのは長い時間その時だけ頑張るのではなく

今日ダメでも根気よく明日も頑張ろうとポジティブに捉えることだそうです。

親がそれを奨励し続けていることも大切な要素だそうです。

 

そしてやり続ける動機となるのは

「それが本当にやりたいことなのかどうか」という情熱。

才能よりも「やり抜く力」というスキルが備わっていれば素晴らしい結果を導くそうです。

これには勇気づけられました。

もし、私に「やり抜く力」が備わっているとすれば

まだまだこの先にも何かを花開かせる可能性があるのかも知れない。

年齢を気にせずに、頑張ろうという気持ちになりました。

皆さんも一つや二つ、

振り返ってみれば、がむしゃらにやり続けることが出来た好きなことを

お持ちなのではないでしょうか。

だとしたら、まだ大丈夫。

それに火をつける情熱があれば良いのです。

 

私のセミナーでは、毎回、女性にビジョンを考えてもらいます。

しかし、あらためて本当にやりたいことは何か、有りたい自分の姿を描いてください、

とお伝えすると、それが描けない方が多くいらっしゃいます。

漠然とはあるのでしょうが、「こうなりたい!」「これをしたい!」

その意欲をはっきりとお持ちの方は少数です。

毎回、これは少し残念なことです。

日々、忙しい女性は「やりたい!」という思いよりも

「やらなければならない」ことが多すぎるのかも知れません。

まさに生活に追われてしまいます。

 

女性活躍推進のご担当の方などからも

仕事に意欲がある女性と生活の一部として流してやっている女性との温度差があり、

全員のモーチベーションを上げるのは難しいというお声も聴きます。

しかし、周囲がそうであればそれはもう今年はほっておきましょう。

情熱を持ってやりたいこと、仕事の上では何が自分を駆り立てるのか、

自分自身の「生きがい」「働きがい」をもう一度明確にしませんか。

子供がいるから、

時間がないから、

それを社会が会社が解決して欲しい、と思う気持ちは分かります。

しかし、実は情熱がありがむしゃらに生きている人には

道が自然と切り開かれるていることを

がむしゃらに挑み続けたことがない人は

気が付くことが出来ません。

 

どう育てられたかに大きく影響する「GRITやり抜く力」。

子供のいる女性であればなおのこと

ご自身で見せてあげることは、とても重要です。

母親である女性の生き方は、女性本人だけの物ではありませんね。

 

さて、日記どころかこのブログも定期的な継続が危うい最近の私ですが

日記の中に9才の自分が書いた言葉にびっくり。

「わたしの良いところはあまりないけれど、

自分の悪いところをなおそうとするところかな~」

他人を変えられないけれど自分は変えられる。

これも私が、コーチングで良くお伝えしていることのひとつです。

 

今年も自分を変えると決めてめげずに諦めずに努力を継続したいと思います。

ご一緒に良い年にしましょう。

YK

参考図書 「GRITやり抜く力」アンジェラ・ダックワース ダイヤモンド社

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彼女がフリーターから抜け出した理由

2016年12月2日

%e5%af%be%e8%ab%87先日、ある女子大のキャリアセミナーで、

某東証一部上場企業の女性の人事部長さんと対談を行いました。

彼女は、まだ30代前半で、高卒でニートとフリーターから一年発起をし

今のポジションに着いたという女性です。

大学浪人から、なんとなく就職の機会を逸しアルバイトを繰り返し

ぶらぶら何もしないでいるという生活から

何故、彼女が抜け出ることが出来たのでしょう。

 

気付きを得る。

それは、ある日、アルバイト先に出すための履歴書を書いていたとき、

年齢欄に「21才!」と書いて

「これじゃまずいだろう・・・」と愕然としたことがきっかけだったそうです。

同じときに、父親には

「お前は何一つ長続きしない」と烙印を押されてしまった。

普通であれば、そこで自分の学歴や足りない点を言い訳にして

右往左往する人が大半でしょうが

彼女の違うところは、目の前の仕事に真剣に取り組むことを決心した姿勢です。

 

目の前のことに集中する。

それまで販売員として地元のブティックでアルバイトをしながら

「都会のブティックの仕事が本当の仕事」と思っていたそうですが

とりあえず、自分に出来る目の前の仕事を真剣に取り組まなくては、

と気付くことが出来たのです。

真剣に取り組むと結果が生まれる、販売一位になり、そうなると仕事は面白くなる、

そこから彼女の仕事は変わり、あっという間に店舗は売上一番の店に。

その後は、ここにいては成長がないと判断すると、別の機会を躊躇なく求め続け気づくと

人事部長にまでなっていたそうです。

 

ビジョンを持つ。

彼女は皆が楽しく働ける会社が作りたい、と自分でも起業を考えていたそうです。

しかし、「楽しく働く会社を作ろう」というビジョンを持つ会社に出会い、

社長に共感し入社し没頭し、気付いたら上場するにまでなっていたそうです。

学歴や経歴は手段にはなりますがハンデではない、

「想い」を持たないことのほうがハンデなのだと彼女の話を聞いて感じました。

 

自分を変える努力をする。

スキルや知識がないことに関して、何をしているのか問うと、

得意でないことは得意な人の力を借りる、という答えが返りました。

そして、毎日、手帳にチェックリストを書いて、

自分が出来ている出来ていないをチェックして

成長をして来たといいます。

 

さて、女子大の講演にあたって、最近の女子大生は夢がなく現実的である

ビジョンなど持てない、という声も聞いていました。

しかし、よくよく注意してみると、今の若者の夢は私の世代のような物質的な成長ではなく

もっと社会的な壮大な夢を実は心に持っている人も多いように思います。

それを気づかせるチャンスを作るのが

大人のミッションだと教えられた講演でした。

(YK)

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聞いてもらえぬ理由

2016年11月8日

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日本人の寿命は伸びる一方、高齢化が進んで労働人口が減少する日本。
多くの人が働きやすいように随分フレキシブルな施策が取られるようになりました。

 

私が勤務していた香港の航空会社では
私が入社した頃は、定年は40才でした。
え、早すぎると思いますよね。

でも20代の私には、どうせ定年まで同じ仕事はしていないだろうし、
むしろ40才までいかに充実させて退職金をもらって次のステップへ
行けるかが考えられる良い年齢だと感じていました。

しかも早期退職を防ぐために、10年以上勤務しての退職者には退職後のベネフィットが付きます。

また、副業、兼業も自由。
これもまた、お給料をもらいながら起業したり
家業を手伝ったりできる良い制度だと思いました。

企業にとっては、人員調整がしやすいという利点があるようでした。
例えば、戦争や疫病などによって乗客数が大きく変わる航空会社では
一次的なフライトの減少による自宅待機や、無給休暇などが発生することがありましたが、
そんな時も、ではこれを機会に自分磨きをしたり、副業に専念したり
ある意味、企業に頼らない準備が出来ている社員も多いようでした。

 

これは良い制度だ!
と思い、日本に帰国して人事部に勤務した会社で一生懸命提案をしたのですが、常識外れであるとか、出来るわけがない、ということで通らずじまい・・・
でも今、実践している企業も出て来ているわけで、あの時、取り入れられていたら社員にも会社にもプラスになる施策として最先端を行けたのに!

 

さてここからが本題。
何故、私の意見は聞いてもらえなかったのか、実践できなかったのか。
考えて見ました。
このことだけではありません。
いくつも革新的なアイデアを(と自分では思っている)提案して来たつもりでも
取り入れらないことが多かったという事実。
何故なのでしょう。

 

私は自分で自分の論理力のなさ、交渉や説得、そして政治力がないことが原因だと思っていました。
また、私自身がサービス業出身であるというバックグランドから来るコンプレックスもありました。
どうせ経営のことなど分からないと思われているのだろうと。

これを克服したくて、随分、あちらこちらのビジネススクールに通ったりして来ました。

 

でも、今頃気が付いたこと、
そんなことが問題ではなく私には成果貯金と人間関係貯金が十分ではなかったのだと。

 

成果預金とは
職務をきちんとこなし、個々の仕事ですぐれた成果を上げることで生じる信用や評判、強み。

成果貯金=(知性+経験+効果的な実行)x頻度

 

人間関係貯金とは
培ってきた人間関係と、その関係から得られる力の強さ

 

もちろん、怠けてはいなかったし、力を尽くして仕事をして来たつもりですが、私の仕事は周囲の人の信用や評判を得ていただろうか。
人間関係においては、周囲の部下や上司とは良い関係を築く努力はしていたけれど、それ以外の人達に自分をわかってもらってサポートしてもらえるような関係を持っていだろうか。
考えて見ると、外資系企業にいた私は、本国の人達や直属の上司しか見ていなかったのかも知れません。

私の仕事によって影響を被る人達の存在は見えていなかったのだなあと思います。
そして、実際、社内の評判は、一見直接はつながっていない関係ないところにいるような人達によって作られていくのです。

 

一生懸命働いているときには気が付かなかったこと。
社内の付き合いは、向こうも望んでいないと思い込んでいたことが悔やまれます。
付き合いとは、何も飲み会だけではありません。

 

給湯室のお喋りでも良いしお話聞かせて欲しいとランチに誘うことでも良いのかも知れません。
そんな時間はない、と忙しい人達は思うでしょう。
でも結局ビジネスは人がやること、
知識や論理的なプレゼンだけではなく、丁寧な付き合いが自分の意思を通しやすくするのですね。

そして何より、私の提案が他の人達にとってどんなメリットがあるのかもっと直接、説明すれば良かったなあ・・

後悔先に立たずですが、これからも覚えておきたいと思います。

 

参考図書;
「モルガンスタンレー最強のキャリア戦略」カーラ・ハリス著 豊国印刷

(YK)

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第二のキャリア ~70才になっても~

2016年9月30日

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50代のココ・シャネル byカール・ラガーフェルド

70才になった自分を想像できますか。

今、皆さんがいくつか分かりませんが

70才の自分を想定出来る人は

少ないのではないでしょうか。

しかし女性の平均年齢は確実に伸びていて

しかも日本は1,2位を常に争っています。

ほとんどの人が70才は難なく超えると想定しておいた方が良いでしょう。

 

さて、70才で大成功を収めた女性がいます。

しばしば私のコラムに登場するココ・シャネル。

皆さんがご存知のシャネルスーツを

パリコレで発表したのが70才。

そしてそれが大成功に繋がって

花開いたのは彼女が71才の時でした。

もちろん、彼女にはそれまでのデザイナーとしての

キャリアと名声に冨がありました。

でも、実は彼女は62才でビジネスから引退し

それまではスイスで隠遁生活を送っていたのです。

ちなみに彼女は50代が一番

輝き美しかったと言われていますが・・

 

では、何故、70歳で再デビューしたのか。

それは世間の流行の流れを見ているうちに

自分が大嫌いだった女性の体を締め付けるような

シルエットの服が流行り

彼女が築いた女性主体の着心地のよい服が

忘れられて行くことに我慢がならず

再度自分自身の想いを形にするため

パリへ戻ったのでした。

ココ・シャネルといえども70才過ぎた女性を相手には世間はしません。

でも結局その想いはアメリカのキャリアウーマンから火がついて

シャネルスーツとして開花したのです。

お金のためでもない、私利私欲でもない、自分の想うファッションを

世界中の女性に着せたいというビジョンがそうさせたのです。

「私のファッションがコピーされるのは良いこと。

それは世間が認めたということだから」

 

好き嫌いは別として、今話題の内外の女性政治家たち、

個性が強く、主張も強く、あまり好かれている人はいないようです。

でも共通するところは、もうある程度の年齢になって、

有る程度の経済的力はありそうですし

目立ちたいとか、名声を得たいと思うだけでは

わざわざ立ちあがりはしないのではないかなと思うのです。

たとえ賛同されなくても独りよがりであっても

自分の思う世界を実現したいという想いではないでしょうか。

そう考える女性の力は強いと思います。

失うものも怖いものもないですものね。

もしかすると一度、現在のキャリアが終わった時に

本当に実現したいことが見えてくるのかも知れません。

いくつになっても人生には挑戦がある。

自分自身に期待をしたいですね。

・・・・・・・・

この続きは、10月8日(土)開催のCOACHING CONVENTION2の無料講演で

お届けします。

女性のビジョン実現のためのリーダーシップについて、是非聞きに来てくださいね。

詳細はこのサイトのセミナーページがFBのイベントページへ。

https://www.facebook.com/events/133164743789508/

 

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女性にとってだますとは・・虫の好かない人と付き合う

2016年9月7日

CA「女性にとってだますとはただひとつ。

それは感覚をだますこと」 ココ・シャネル

 

自分の感じたことに対して

妥協をすることが出来ない、という女性は多いのではないでしょうか。

人に対して特にその傾向があるように思います。

女性対象のセミナーでも良く聞かれるのが

「どうしても好きでない上司や心の中で馬鹿にしている人に対しては、

助けてあげるどころか脚をひっぱりたくなる」

というせきららな?告白です。

 

こうした感情をどう整理したらよいのでしょうか。

先週、一人のビジネスウーマンと女性が組織で直面する課題について

話をする機会がありました。

彼女は、私のCAであった経験について興味を持ってくれて

どんな状況にあっても嫌な顔をしないしひどいクレームについても冷静でいられる態度、

訓練されているからでしょうか、という問いを投げかけてくれました。

確かに接客業についていると、客なんだから良くしてもらって当然と思っているお客様から

かなり理不尽な発言や要求を受けることがあります。

しかし、いちいち、そこで傷ついたり腹を立て個人的に受け取ることはありません。

そのように自然と訓練されて行きます。

なぜなら、どんな相手であれお客様であるという絶対的な立場と

未来永劫に続くわけではない、この数時間長くても13,4時間我慢すれば2度と会わないで済む相手だとやり過ごすことが出来るからです。

 

前後して、知人のセラピストの女性に会いました。

今流行の「マインドフルネス」について言葉が流行となる前から研究している人です。

「マインドフルネス」がもうひとつ理解出来ないという私に

心の平静を保つためには、まず目の前のありのままを事象として見る、

黙って受け止める、ということだと説明してくれました。

(マインドフルネスについてはまだ私が勉強不足なのでいつか取り上げます)

 

この二人との会話は、異なることのようで実はとても通じています。

前述したような女性に起こりがちな好き嫌いの感情を取り扱うとき

いったん冷静にその人の存在を自分の感情は置いて受け止める、

という習慣は役に立つのではないでしょうか。

CAのトレーニングをしていた頃、

クレームや不機嫌なお客様に対しては笑顔を作りながら、

ジャガイモか何かの野菜だと思って新鮮なのかな、芽が出始めているのかな、

色はどうかなと眺めなさい、

と指導していたことがあります。

誤解があってはいけませんが、決して、お客様の怒りを受け流せと言っているのではなく、

個人的にとらず、機内と言う狭い空間の中起きた事として冷静に受け取れということです。

そうでないと心が疲れ切ってしまいます。

 

そう考えると、社内の気の合わない人に対しても同じことです。

「奥さんの顔が見てみたい」なんて思ったところで

自分が彼の奥さんになるわけではないのです。

また自分の気にそぐわないことをする人についても

あえて自分に嫌がらせをしている、なんて思い過ごしであることが

多いものです。

それよりは、その人のとった行動について

またその人の存在が自分にとって何を意味するのか

冷静に観察し受け止め、嫌な部分はやり過ごす、

あるいは、時には嫌な部分も

自分の目的のためには受け入れるこは

決して、妥協にはならないはずです。

 

そのためには、まずは自分の目的が何なのか

振り回されないために

明確にしておくことが必要です。

 

少し視点をあげて

戦略的になりましょう。

ただでさえ、ストレスの多い日々、

自分と異なる相手にこだわりすぎて

ストレスを増やす必要はありませんね。

言うは易し、ですけど・・・・(笑)

(YK)

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ビジョンとは~なりたい自分を思い浮かべることが出来ますか~

2016年8月6日

少し先のことを考えて目を閉じたときに

自分の将来の姿を思う浮かべることが出来ますか。

または10代の頃を思い出してみてください。

大人になった自分の姿をどのように描いていたでしょうか。

 

毎月、実施している公開セミナー「女性のための自己変革の技術」では

参加者に『ビジョン』を考えて頂くのですが

なかなかこれが難しい様子です。

 

『ビジョン』と言うと、何か難しい企業の5か年計画や

あるいは大志を抱いている人が持つことのように取られがちですが

もっと単純に、「心に思い描く自分の理想の姿」だと

考えていいのではないでしょうか。

それは、きっと誰でも子供の頃には描いていたはずだと思います。

ところが、年齢とともに現実的になり

段々と描くなっていくうちにその習慣がなくなってしまうのでは

ないでしょうか。

 

数年前に作家の林真理子氏が「野心のすすめ」という本を出しました。

その中で、著者が19才の時に、59才になった自分を想定し19才の自分への

手紙を書いていたというエピソードが書かれています。

強い劣等感を持っていた林氏は、将来自分は必ず幸せになっていると信じて、

将来の自分からその時の自分への励ましのメッセージを書いたそうです。

将来は幸せなんだと想像することで元気になるし

将来の自分の姿を思い描けば今、何をしなくてはならないかを考えられると林氏は言っています。

今に見ていろという思いで、やたらと空想にふける彼女ですが、

妄想力は目標達成のバネになると、林氏は確信しています。

 

妄想であれば女性は得意なのではないでしょうか。

男性の場合、もともとが目標に向かって突進する傾向が特性としてあるので(以前、この欄でご説明しました)

多くの男性が、定年を到着地点として会社の中での成功を『ビジョン』として

なんとなく描いている人が多いのではないでしょうか。

ビジネスパーソンの『ビジョン』としてはそれはは見当違いではありません。

一方、女性は、平均寿命は男性より長く、そして女性の興味や関わることに

定年はありません。(それに男女の違いはないはずなのですが、女性はそもそも企業の決めたレールを前提としていない人が多いので)

とすると、漠然として過ごしてしまうのではなく、長い目で見たときに自分はどんな人生を送りたいのか

時間軸も分野も広く考えることが出来るはずです。

何も誰もに尊敬されるような高尚な夢や未来像だけがビジョンではありません。

他人がどう思うかではなく、自分がこんなことが出来たら満足だ、幸せだと

思うことを妄想することからビジョンは生まれるのではないでしょうか。

 

今は低欲望社会と言われています。

適当に満ち足りていてムリをしてまで欲しい物はない、ムリするくらいなら現状維持を

望む人が多い時代です。

とはいえ、こういう風にありたい、という理想のライフスタイルや、

これが好きだからやり続けたい、という自分だから出来ることは男性より明確に

心に抱いているのではないでしょうか。

また、女性の場合、昔から欲望よりも「悔しさ」をバネとして

こうでない自分、社会を思い描いて実現した人も多いように思います。

女性にとっての成功とは、競争で勝って一番になったり、

パワーを持ったりすることではなく

自分らしく自分も周囲も幸せな人生を歩むことなのではないでしょうか。

逆にそのために競争に勝ち、パワーが必要なこともあるかも知れません。

 

書家の紫舟さんが少し前のTV番組で

「自分の書いた文字がハリウッド映画のタイトルで使われて、それを映画館で見てみたい」

そうすれば、彼女は世界の人に書を通して日本を発信出来たと実感できるだろうと

話していました。

まさしく『ビジョン』です。

紫舟氏のような世界の人を相手にるするような夢でなくても

「自分の作った健康に良いパンで、にこにこ微笑みながら喜んで食事をする子供を増やしたい」だとか

「定年後、年間の半分は海辺の家に住み、好きな本を読んでブログで想いを発信し続けたい」

などというような、人それぞれに夢はあるでしょう。

それは立派な『ビジョン』です。

直接的な仕事の目標でなくても良い、きわめて個人的な物かも知れません。

それを明確にして言葉にすれば『ビジョン』になるのです。

しかし、このなりたい姿を明確に描けなければ、それを実現するための手段である

キャリアは選べないはずです。

妄想だけでは現実にはなりません。

現状の目の前の仕事をこなしているだけでは、たどり着けないかも知れません。

今の自分がどうあるべきか、これは慎重に考えなければいけません。

自分のありたい人生を実現するために、どのような仕事をし生活の糧を得て行くのか

設計図をひくことが必要です。

そして、『ビジョン』を持っている人は魅力的なのです。

 

目をつぶって将来の自分はどんな姿をしていますか。

夏休みは、想いを馳せる絶好の機会かも知れません。

 

参考図書;

「野心のすすめ」 林真理子著 講談社現代新書

 

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~振り向いたらスカートを踏まれていた~

2016年7月7日

【女性のための自己変革の技術】

 

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少し前になりますが

「前へ出ろ前へ出ろ、と言われて前へ出ようとしたら脚が動かない。

振り向いたら、前へ出ろと言った男がスカートを踏んでいた」

と女性評論家が言っているのを聞いて

上手い表現に納得したことがありました。

今、東京都知事選を騒がせている小池百合子氏の様子を見て

この言葉を思い出しました。

私は小池氏の業績について詳しくもないし

また、これまで政治家としての彼女に共感することはなかったのですが

今回の様子には、デジャブのような共感を覚えました。

私だけかと思って、他の女性に確認すると

私と同感の人がいて意を強くしました。

 

女性は、リーダーになりたがらない、あるいは家庭を優先したがるからと

男性は女性のモーチベーションの低さを嘆きます。

しかし、ひとたび自信のある女性が手をあげたり要求を述べると

「女性のくせに大胆だ」

「組織のやり方にそぐわない」

あるいは

「(企業であれば)お客様が、あるいは、社員が、あなたでは納得しない」

と何故か、応援してくれず、代わりに男性を使おうとする、

私自身、そんな経験をしたり、見たりして来ました。

そして女性までもが

「ちょっと女性では頼りない」

「常識がない」

「やはり男性の経験者でないと」と

手を挙げた女性に対して、否定的な見方をする様子も目撃もして来ました。

もちろん、その見方には一理あります。

女性は女性特有の個人の価値観や正義感を基準に物事を見て決断し、

組織の暗黙のルールを時には無視してしまう、

それが非常に身勝手であると傍から見えるからです。

本人は信念に基づいていると思っていても

傍からはそうは見えていない、そのことにも気が付いていないこともあるのです。

 

何度もこれまで書いていますが、

組織というのは男性の作ったルールで動いていることが多いので

こうした女性の感性や感情的な判断は、

人々には、幼稚であり、未熟であり、違和感が感じられてしまうのです。

だから、ビジネスで認められようとするのであれば、女性はそれを理解し

組織の暗黙のルールに合わせて行く必要があります。

そして、それが上手に出来る人もいます。

それが出来る人は、組織での『おもてなし力』が高い人でしょう。

 

さて、今回の小池氏もかなり非常識とされています。

しかし、女性活躍推進だウーマノミクスだと、女性リーダーの数を増やすことを

日本は今、政策として企業に求めているのに、

政治の世界でも女性大臣や首長は多くはありません。

小池氏は自分の実績から、他人がどう思うかは別として

自分はやれる、あるいは自分が適任だと思っているでしょう。

ましては政府が女性活躍推進を唄っているのですから、

やりたいと言って手をあげている女性の私を

押してくれてもいいではないか、

私以外に適任はいない、

推薦してくれるのが当然だと、私が小池氏なら思うでしょう。

しかし、手続きが正式ではないとか、顔をつぶしたというような議論をして、

中々決定がされません。

もちろん、女性であるということ以前に、

彼女自身に候補者としての課題があるかも知れませんが

(それは分かりません)その場合は本人は気が付いていません。

だって、男性だって相当おかしな人が主張したり、ルール違反を意図的にすることがあるのを

見ていますから。

男性がやると戦略で、女性がやると「したたか」となる。

そしてボーイズネットワーク(男性の付き合いの関係性)で次のポストが決められて行く。

あるいは仕事の配分も決まって行く・・・・・

もうひとつ

女性はいつまでたっても過去の経歴で判断されがちと

思うのは少しうがった見方でしょうか。

キャスター出身だから・・・

華やかな職業を良い時には絶賛し

都合が悪いとそれがマイナスの要因と判断されてしまいます。

CA出身だから・・・とか。

もちろんそれを売りにすることもあるのですが。

 

そろそろ、そうしたことを卒業しないと

優秀な女性は国外に逃亡しますよ、

と思っていたところに小池の乱(笑)

うーん、彼女は結局、立候補を決定しました。

待てなかったのではなく、待っていても役は回らないと知っていたのでしょう。

 

女性が組織で成功するためには

組織内のルールを認識し、立場を認識し、

ステークホルダーに恥をかかせないように行動し

自らの立身出世の道を開いて行く、

豊臣秀吉のような「おもてなし力」は

非常に大切です。

同時に、時には、慣習を突き破り、非常識もする覚悟と気概がないと

ガラスの天井は突き破れないのかも知れません。

 

米国のヒラリー・クリントン氏も

上へ上へと叫べば叫ぶほど嫌われ

しかも、嫌われる理由は性格であったり、間違い探しであったり。

キャリアがあっても、男性であればたいして言われないことも

言われているように思います。

 

私は都民ではないし

アメリカの選挙権もないし

どちらを応援するわけでもないけれど

女性の生きにくさに共感する政治の世界です。(YK)

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働きやすさと働きがい

2016年5月31日

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【女性のための自己変革の技術】

働きやすい会社と働きがいのある会社

皆さんはどちらの会社で

働きたいと思いますか。

 

今の会社を選んだ理由は

どちらにありましたか。

 

採用面接の時には

学生は熱く志望動機を語ります。

しかし数年立つと熱かった志は冷めてしまうか

恋愛をしたり結婚をし状況は一変し

その現実の生活を支えるために働いているのだと

目的はすり替わって行くことは

自然なことなのかも知れません。

 

また、女性は子供を産み育てることを想定すれば

ビジョンのためであれ、生活のためであれ

自身の環境の変化に関わらず安定して働き続けることが出来る

支援や体制のある会社を求めることでしょう。

また子育てには限らず

さらなる勉強をしたいと考えたり

看護や介護の課題に直面することもある

その状況下でも安定して働ける会社は魅力的です。

 

だから、働きやすい会社=女性が活躍できる会社

と世間も女性たちも考えるのは当然です。

政府も企業に対して女性の支援に対して

大きな負荷を求めています。

 

しかし、実際は少し違うのかも知れません。

制度が整えば整うほど

誰でもそれを享受したいと思うでしょう。

産休が3年取れるのであれば

最大限利用し子育てに専念したい。

しかしそれによってキャリアに遅れが出たり

本筋の仕事から離れらざるを得ない、

それをやむなしとしているうちに

仕事の楽しみや情熱は薄れ、ただ生活の糧のために

働くということに慣れてしまっても

責めることは出来ません。

 

そうした女性が増えた状況で

では、管理職比率を増やそうとしても

マインドもスキルも準備が出来ている人は

多くはいないのが現実です。

産休を取らずにいる女性は

逆にその負荷がかかり他に人生の目的を見つけてしまえば

去って行くでしょう。

 

本当に女性が活躍する土壌を作ることは

制度だマインドだトレーニングだと言っても

一筋縄では行きません。

 

昨年末、資生堂ショックという言葉がメディアで聞かれました。

女性に優しいと思われた資生堂が

時間短縮勤務(時短)をとっている子育て中の女性にも

遅番や休日の勤務を平等に命じる策を取ったからです。

この背景には、女性が時短を取り早番にばかり勤務することで

仕事の面白さを見失ったり経験に差が出たり、

また他の社員と不公平感が生まれないようにとの

ことを考えての施策のようです。

「働きやすさ」ではなく「働きがい」のある会社へ

そして「働きがい」のために、女性が会社ではなく家族や周囲に協力を求め

育児に取り組む体制を整えて欲しいというメッセージあったようです。

 

(これに関しては、政府は企業にばかり努力を求めず

もっと女性の家事支援や子育て支援に対して規制緩和を行い

施策を練って欲しいと思うのですが・・)

 

何度もこのコラムで話していますが

外資系にいる女性は「働きやすさ」より

「働きがい」を求める女性が多いように感じます。

それは留守にしていると、他の人に変わられてしまうという

危機感が強いからのようにも感じます。

 

日本は就職ではなく

就社という意識で、入ったら守られることが当然と

思っているようだと言ったら言い過ぎでしょうか。

私が上司であった時、部下に対して

「そのままでは雑用係のおばさんになってしまいますよ。

雑用係にはお給料の高いおばさんではなく、若い女性で十分と

会社が思っても責められないでしょう」

とお尻をたたいたことがありました。

パワハラととられかねない発言ですが

彼女のために本気で伝えたつもりです。

 

「女性のための自己変革の技術」と言うセミナーでは

女性に価値観を考えてもらいます。

多くの女性が、「家族」を一番の優先すべき価値に選びます。

価値観は個人のことですからそれはそれで良いのですが

働く女性として、何が働きがいなのか、

毎日8時間以上を過ごす会社であれば

明確に他人に伝えられるようであって欲しいと思います。

(YK)

参考図書; 資生堂インパクト 石塚由紀夫著 日本経済出版社

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ダブルバインド~女性らしさと自己主張~

2016年4月28日

【女性のための自己変革の技術】

 

「女性はダブルバインドの状況におかれています。

一方には「賢くあれ、自分を主張しろ」という要求があり、

もう一方には

『無難であれ、衝突するな、自己主張の強い女は嫌われるぞ』

といいうメッセージがあるのです」

ヒラリー・クリントン

 

 

ヒラリークリントンがある雑誌の対談で言っている言葉です。

ダブルバインドとは、二つの矛盾する命令に

縛られている状態を言います。

女性の社会進出が進み

自己主張が強いと思っていたいたアメリカで

しかも大統領候補のヒラリー・クリントンすら

常にこのジレンマを感じていたとは

共感すると同時に驚きます。

 

だとしたら、調和を美徳とする日本では

さらに女性のジレンマは大きいはずです。

 

「川邊さんは、本社の人達と英語で話す時には、しっかりとした主張をするのに

国内の会議では何を言いたいのか分からない」

私自身、外資系に勤務している時代に

こう社長に言われたことがありました。

彼はむしろ自分の意見を明確に述べることを私には求めていたのでしょう。

しかし、日本の組織の中で温和に物事を進めていくには

強い主張は嫌われます。

私もジレンマを抱え、自分自身使い分けをしていたようです。

 

というのも、初めて海外で働くようになったときに

まずは自分の意見を言わないと

「考えていない、頭が悪い」と思われることを知ったからでしょう。

 

しかし、日本に帰国し働いてみると

同調すること、物を言わないことのほうが美徳と取られ

得であることにも気が付きました。

特に他人の耳に不快なことについては自分が言わないほうが良いと・・・

言いすぎれば嫌われるし、

何より周囲の女性は何も意見を言おうとしないのです。

 

一方、男女に関らず

リーダーシップのセミナーや本によれば

強いリーダーはメッセージをはっきり発信し相手の話を聞くと同時に

自己主張はしっかりしましょう、となっています。

 

かと思うとキャリアを築くには

空気を呼んで、人との調和が何よりと説く人もいます。

 

ある知人男性からは

「社内で自分と異なる意見の上司がいた場合は

波風が立たないようにじっと身をひそめ

自分の時が来るのを待ちなさい」

とアドバイスされたこともありました。

 

ではどうすれば良いのか。

今、企業を離れて考えてみると

ネックとなっていたのは、前述した『意見を言わない同僚たち』の

暗黙のプレッシャーや

先輩男性の『波風は立てるな』と言う上からではない

周囲の空気であったような気がします。

 

こう考えると、ダブルバインドは

女性だけの課題ではないのかも知れません。

そして企業の革新を阻むものであることに

気づきます。

 

女性の働き易い組織は

つまり男女に限らず個人の意見が尊重される組織ではないでしょうか。

 

そして女性らしさ、男性らしさに

束縛されない自分自身を

育てて行く努力が必要だと考えています。

 

参考;ヒラリー・クリントンの言葉 ライザ・ロガック著 かんき出版

(YK)

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