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Columnコラム

名刺交換のマナーに自信がありますか?

2016年3月25日

名刺交換をあなたは正しく出来ますか?

 

ホテルのロビーや

ビジネスマンの多い会合などでは

頻繁に見かける名刺交換のシーンですが

案外正しい方法を知りたい

という方は多いようです。

 

たとえば頂いた名刺の扱い方。

頂いた名刺はすぐにしまうのか?

あるいはデスクの上に並べるのか?

並べる順番は?

などなど困っている方も多いようです。

 

この写真のように、複数枚頂いたら、

一番上位の方の名刺は、自分の名刺入れをクッションにして置いて

その他の方は下か横に席順で見やすいように

並べておくのが良いようです。

 

この名刺交換の様子は外国人には、面白く写るようです。

確かに名刺を見ながらお辞儀を何度もし合っている様子は

傍から見ると少し滑稽な場合もあります。

 

外国人の場合、初対面でいきなり名刺を出すと驚かれるし、

「いやー、僕持っていたかな、あ、あった!」と

ポケットから染みの付いたような名刺を出されることもあります。

通常は、挨拶をして最後に念のため、と言って出してくるケースが

多いようです。

もちろん、外国人でも日本に長く住んでいる方や予備知識のある方は

しっかり名刺交換の方法をマスターしている方もいますが

通常はそれほどこだわりはありません。

 

だから、私自身、名刺交換のルールについて指導しながらも

これってとっても日本的だなあと、ちょっと客観的になることも・・・

「名刺はその方の顔ですから胸から下に下げて持たないようにしましょう」

などと言いながら、

紙一枚を相手と思えと言って通じるのは日本人だからだですよね。

置き場所が上だ下だなんて、本人じゃないんだからそこまでこだわるのは日本的だなあ

心の中でつぶやいていたりしています(笑)

 

だからと言って、グローバルビジネスパーソンにはどっちでもいいんじゃないですか

とは言えないのがこの名刺交換です。

やっぱり日本のビジネスパーソンにとっては重要な儀式

のようなものだからです。

 

相手の肩書や立場を確認できる名刺交換は

敬語の使い方や座る位置まで変わる日本の文化では

最初になければ困るセレモニーなのかも知れません。

 

名刺交換のマナーを心得ているかいないかで

私自身、その人の会社の教育なり常識を見てしまっているところがあります。

まさに、たかが名刺交換されど名刺交換

日本とグローバルと文化の違いにはっとして

そして自分が日本人だと気付かされますね。

 

結論は

誰と会うか、どこ国の人と会うかで

やっぱり臨機応変に何でも心得ておきたいですね。

 

是非、オモテナシズムの動画サイトで確認してくださいね。

(YK)

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お医者様のおもてなし力

2016年3月15日

久しぶりに扁桃腺が腫れて発熱し

近所のかかりつけのクリニックへ行きました。

 

このクリニックはまだ出来て4年くらいでしょうか、

神経外科と内科を40代の先生がご夫婦でなさっているのですが

近所では大人気でいつも混雑しています。

 

というのも先生がお二人とも大変感じが良いのです。

目と鼻の先にある昔からある医院は

経験豊かな先生なのですが

いつの間にか閑古鳥になっているようです。

 

さて、私の扁桃腺は数日たっても抗生物質が効かないので

点滴をすることになりました。

ベッドに横たわっていると他の患者さんと女性の先生との会話が聞こえてきます。

「美人先生に会うと本当に元気になるんだよね~」

と高齢の男性の大きい声。

女医さんもセクハラがあるんだなあと思いながら

でも、そいえば、私の母も先生に面と向かって

「先生、かわいい!」と言っていたことを思い出しました。

 

この先生、美人というより、(いえきれいな方ですが)

いつも笑顔で、話し方がなんとも優しいのです。

そして何か診察の動作をするたびに

こちらにまず許可を求めます。

「背中でいいので音を聞いてもいいですか」

「血圧を図らせていただけますか」

そして、恐らくプロの先生にはいらぬ情報を話しても

「あら、そうですか」とじっくり聴いてくれるのです。

アメリカの病院へ留学経験がある方なので

きっとコーチングを勉強しているのではないか、

と憶測しています。

この丁寧な会話の結果、診察時間は長く、待つことも多いのですが・・

 

今日もその患者さんに

「ポリープはなかったのですよ~良かったですね」

と共感を示し

「その他の結果は5日後に来ていただけますか」と伝えて

「お待ちしています!ありがとうございました」

とにこやかな声で送り出す、まるでブティックかどこかの会話のようなのです。

 

最近は検査結果やレントゲンばかり眺めて

こちらの顔をまともに見てくれない先生も多いですが

病院にこそ優しい会話は必要だと思うのです。

深刻な顔に深刻な表情で返されたら心配になりますね。

好き好んで病院に行く人はそうそういないはずですから

緊張を解いて欲しいですよね。

 

町の病院であればなおのこと

患者さんが会いに来てくれるからこそ

成り立つ商売なのですから。

 

地域医療に政府が力を入れようとしている今、

患者さんと医者の信頼関係を築くには

お医者様のおもてなしマインド重要ではないでしょうか。

 

で、私の扁桃腺は快方に向かっています。

(YK)

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