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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

当事者意識とポリシーを持つ!

2020年1月23日

ジャンプする女性この年末年始には、世界の若い世代が地球温暖化に関して声をあげて活動していることが大きく取り上げられていました。

それも大切だけどお金を動かしていかなくてはならない、やるべきことがあるんだよ、となだめようとする大人がいても、若者を動かしているのは当事者意識です。

現実的であろうとして、目先のことしか考えていないのが大人です。

 

では、女性の活躍についてはいかがでしょうか。年末年始の3つの指標に私の目は留まりました。

 

世界男女平等指数。日本は153か国中121位。

2019年の年末の結果です。これだけ女性活躍推進が叫ばれているのに過去最低です。

中国、韓国、インドより遅れています。

 

日経新聞の女性の意識調査では、女性活躍推進が「進んだ」と感じている人は25%。

半数以上が「実感がない」という回答です。

 

最後に、こちらも1月の日経新聞による男女を対象とした世論調査。

「望ましい夫婦の形は?」という問いに対して53%が「主に夫の収入で生計を立て、妻は補助的に仕事をする」と答えています。

「夫婦ともフルタイムで働く」と答えたのは19%にしか過ぎません。

 

もちろん、調査は異なる人が答えているわけですが、活躍したいと思う一方、やっぱり夫が働いてくれたほうが楽、という女性もいるに違いありません。

そんな中で、揺れ動きながら毎日働いている女性もいるでしょうし、バリバリ働きたいという女性は足を引っ張られているかもしれません。

結局、日本の風土が変わらない限り、企業で皆さんが女性活躍推進を一生懸命勧めようとしていても、とても遅い速度でしか日本の女性の活躍は進まないでしょう。

そして、それは自分だけの問題だけではなく、娘たちに影響をおよぼすことになるのです。

アジアの国の中でも遅れている国のままでは、子供たちがかわいそうではありませんか。

 

私自身、ダイバーシティ推進をお手伝いする立場にありながら、ついつい、気が付くと男性の意見に追従していたり、飲み会ではサラダを取り分けていたりします(笑)

いや、矛盾しているなあと感じながら、とりあえずはうまくやっていくほうが大切だからと、発言と行動が一致していないと反省します。

こういう大人(年輩?)の女性が後輩の道を閉ざしているのかも知れませんね。

 

毎回言いますが、私のコラムを読んでくださっている女性は、既に活躍している方ばかりです。だからこそ、2020年はもう周囲の思惑で動くのではなく、自分が信じる正しい姿つまり自分のポリシー(信念)に忠実にどんどん我が道を行く勇気を持って欲しいと思います。

 

プラスチックが環境に悪ければエコバッグに変えるように、マインドも徹底しなくては、社会は変わりません。

だから、自分がどうありたいのか、2020年の年頭、自分のポリシーを確認して2月を迎えてくださいね。

(YK)

参考:男女平等指数 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53440060X11C19A2EAF000/

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