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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

ミッションに続く道

2015年11月10日

【女性のための自己変革の技術】

お金が欲しいという欲望から始まって

次に働きたい意欲にかられる。

そして働くことは、お金自体よりも、

もっと強い興味の対象となっていく。

お金は結局、独立のシンボルという

意味しか持たなくなる    ココ・シャネル

 

ラグジュアリーブランドの創設者として知られる

ココ・シャネルは、

孤児院で育ち、貧しさから抜け出したいという

強い思いで仕事を始め、一心不乱に働き続け成功をおさめますが

その思いはいつしか

女性に美しく着心地の良い服を提供したいという

ミッションに変わって行きました。

 

女性は真面目です。

仕事でも家庭でも責任感を強く持っています。

どんなきっかけであれ、選んだ仕事に対して

真摯に取り組みます。

たまたまパートで始めた仕事で

トップにまで上り詰めた女性のエピソードが

いくつかありますね。

そして誰かのために一生懸命働くうちに

ミッションを見出して行く、

そんな生き方をしている女性が多いように

思います。

 

フィギュアスケートの浅田選手の将来を

映画の早送りのように考えてみました。

世界中にファンを持ち、愛されている彼女は

きっとフィギュアスケートを教えるようになり

そしてやがて、世界の人達のために貢献するような

道を選ぶのではないでしょうか・・・

あくまで想像ですが。

 

私はセミナーでは

ミッションを見つけましょう、ビジョンを描きましょう

と言うのですが、

実際、女性に限らず参加者に人生の目的を訪ねると

ほとんどの方が明確には答えられません。

私自身は、かなりの空想家であったので、

ビジョンは学生時代から描いていました。

どういう姿でどのような場面で何をやりたいのか、と。

しかし、ミッション=使命、命を使ってやりたいこと、

これには意識が向いていませんでした。

 

そして今頃になってやっと

目の前にあることを一生懸命取り組んで来たことが

一本道になって見えて来て、

結局、私のミッションに繋がっていたのだと気が付きました。

ミッションを見つけるためには、

浅田選手のように休養宣言をする、

というのも良いのかも知れません。

ただし、ハードワークがあってこその休養。

 

自分探しの旅だけでは見つからないかも知れませんね。

YK

 

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女性の眼に映るもの その2

2015年10月26日

【女性のための自己変革の技術】

会議の席でこんな経験はありませんか。

 

例えば、上司が今月の営業成績が悪い

何か施策はないのかと

青筋を立てて話しているような時です。

女性の皆さんの眼には何が映っているでしょうか。

私は周囲の人の反応が気になったものです。

昨夜も、全員が遅くまで残業しているのに

今朝またこんなに言われたのでは

ほら、皆だってうんざりした顔している・・・

またチームの雰囲気が悪くなりそう。

あの人は神妙な顔して聞いているけど

そもそも彼がしっかりしないから

こうなっているんじゃない。

というようなことが頭を駆け巡ります。

 

一方、多くの男性はどうこの事態に対処しようか

すぐに作戦を考え始めます。

施策も言い訳もファクトに基づいて

どう説明しようか

どう次の一手を取ったらいいのか

自分のことに集中しています。

 

男性が一点集中型と前回お伝えしましたが

そもそも男性は子供の頃からゲームに勝つことや

競争で一番になることを褒められて育ちます。

女性はと言えば、周囲と仲良くし皆に好かれることを

奨励されます。

もちろん、親の教育によってそうである家庭ばかりでは

ありませんが、一般的にその傾向が強いでしょう。

そのように伸ばされた特徴の違いは、どちらが正しいとか優れている

ということではないのです。

どちらも長所であり強みとなりえます。

ただ、これまで男性型の目標達成を目指している組織においては

男性の見方が正しい、とされてしまいがちであったかも知れません。

 

しかし、現在のように革新が求められる組織にあっては

女性の広い視点、そして全体の空気を読み取る力は

大変重要な力ではないでしょうか。

急速に変化していかなければならない企業において、

何かが変であるという兆しを読み取る視点を持っていること

そしてそれを声に出して伝えられる組織であることは

大変重要です。

 

女性の管理職を増やすことは

労働力やダイバーシティの観点に加えて

リスクマネジメントの点からも必要なのです。

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女性の眼に映るもの

2015年10月8日

【女性のための自己変革の技術】

企業での管理職として勤務した経験や

起業してから悩み学んだ

女性としてのリーダーシップを

多くの女性に伝える機会を頂いています。

このブログでは「女性のための自己変革の技術」でお伝えしている内容に加え

女性のキャリアと人生について語りたいと思います。

 

まず一回目は女性の視点についてご紹介します。

 

女性の皆さんは、会議の場や上司との会話の中で

「的外れである」とか「論理的でない」「説明がなっていない」と言われ

自分の意見が却下されたり、

データと共に再提出するよう言われた経験をお持ちではないでしょうか。

私には頻繁にあります。

そして、それを私が論理的でなく分析も苦手で、説明下手であるからだと

自分を責めていました。

もっと、勉強しなくては、もっと知識を得なくては

そう思って、ビジネススクールへ通ったり、勉強したりして来ました。

それでもまだ十分でない、と感じてしまいます。

見渡してみると、仕事で成功したいと考えている女性の多くは、

非常に勉強家です。

既に十分な経験と知識があるのに、勉強し続けたり

資格の取得に励んでいる人は多いですよね。

 

一方、男性を見てみると

彼らはそれほど勉強熱心ではないように見えます。

というより、日々の業務や付き合いが優先順位で

習い事の時間は女性ほどないのかも知れません。

では、男性はいつの間に、組織が求めるような回答やプレゼンを

習得しているのでしょう。

これは、実は男性と女性の物の捉え方、目に映っているものが違うからなのです。

もちろん、男性だから女性だからと言い切れない個人差があることを踏まえての話ですが

(このブログでは男性VS女性の説明が多くなりますが)

女性は一般的に広範囲で物をとらえ

男性は一点集中型で物事を理解する傾向にあるようです。

 

現代の会社組織は、男性によって基礎は作られていますから

日本に限らず、男性型の視点で動いています。

目指すべき目標を決めて、そこに到達するため現状を分析し手段を考える、

これが組織の基本です。

しかし、女性は全体調和を大切にすることを重視します。

これは母親になる機能を持っている女性と

家族を養うことを役割として期待されている違いではないでしょうか。

これも個人差はあるものの、動物としての本能がその違いを生んでいるようです。

 

では女性は男性と同じ、一点集中型の視点を持たなければ

ビジネスでは成功しないのでしょうか。

 

次回は女性の視点の重要性を御紹介します。

 

川邊彌生

 

*参考図書 The Female Vision  Women’s Real Power at Work by Sally Helgesen & Julie Johnson

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