女性にとってだますとは・・虫の好かない人と付き合う
2016年9月7日
「女性にとってだますとはただひとつ。
それは感覚をだますこと」 ココ・シャネル
自分の感じたことに対して
妥協をすることが出来ない、という女性は多いのではないでしょうか。
人に対して特にその傾向があるように思います。
女性対象のセミナーでも良く聞かれるのが
「どうしても好きでない上司や心の中で馬鹿にしている人に対しては、
助けてあげるどころか脚をひっぱりたくなる」
というせきららな?告白です。
こうした感情をどう整理したらよいのでしょうか。
先週、一人のビジネスウーマンと女性が組織で直面する課題について
話をする機会がありました。
彼女は、私のCAであった経験について興味を持ってくれて
どんな状況にあっても嫌な顔をしないしひどいクレームについても冷静でいられる態度、
訓練されているからでしょうか、という問いを投げかけてくれました。
確かに接客業についていると、客なんだから良くしてもらって当然と思っているお客様から
かなり理不尽な発言や要求を受けることがあります。
しかし、いちいち、そこで傷ついたり腹を立て個人的に受け取ることはありません。
そのように自然と訓練されて行きます。
なぜなら、どんな相手であれお客様であるという絶対的な立場と
未来永劫に続くわけではない、この数時間長くても13,4時間我慢すれば2度と会わないで済む相手だとやり過ごすことが出来るからです。
前後して、知人のセラピストの女性に会いました。
今流行の「マインドフルネス」について言葉が流行となる前から研究している人です。
「マインドフルネス」がもうひとつ理解出来ないという私に
心の平静を保つためには、まず目の前のありのままを事象として見る、
黙って受け止める、ということだと説明してくれました。
(マインドフルネスについてはまだ私が勉強不足なのでいつか取り上げます)
この二人との会話は、異なることのようで実はとても通じています。
前述したような女性に起こりがちな好き嫌いの感情を取り扱うとき
いったん冷静にその人の存在を自分の感情は置いて受け止める、
という習慣は役に立つのではないでしょうか。
CAのトレーニングをしていた頃、
クレームや不機嫌なお客様に対しては笑顔を作りながら、
ジャガイモか何かの野菜だと思って新鮮なのかな、芽が出始めているのかな、
色はどうかなと眺めなさい、
と指導していたことがあります。
誤解があってはいけませんが、決して、お客様の怒りを受け流せと言っているのではなく、
個人的にとらず、機内と言う狭い空間の中起きた事として冷静に受け取れということです。
そうでないと心が疲れ切ってしまいます。
そう考えると、社内の気の合わない人に対しても同じことです。
「奥さんの顔が見てみたい」なんて思ったところで
自分が彼の奥さんになるわけではないのです。
また自分の気にそぐわないことをする人についても
あえて自分に嫌がらせをしている、なんて思い過ごしであることが
多いものです。
それよりは、その人のとった行動について
またその人の存在が自分にとって何を意味するのか
冷静に観察し受け止め、嫌な部分はやり過ごす、
あるいは、時には嫌な部分も
自分の目的のためには受け入れるこは
決して、妥協にはならないはずです。
そのためには、まずは自分の目的が何なのか
振り回されないために
明確にしておくことが必要です。
少し視点をあげて
戦略的になりましょう。
ただでさえ、ストレスの多い日々、
自分と異なる相手にこだわりすぎて
ストレスを増やす必要はありませんね。
言うは易し、ですけど・・・・(笑)
(YK)
1 件のコメント
お世話になっております。野口精機の花輪でございます。セミナーでは大変お世話になりました。
川邊様のコラムからはたくさんの刺激をいただいておりますが、今回の内容も社内で起きている女性社員の問題とマッチしていて、大変勉強になりました。まさにフレッシュなネタ。私にとっては気持ちがスッキリした瞬間です。いつも元気をいただいております!ありがとうございます。
次回も楽しみにしております。
残暑厳しい日々ですが、くれぐれもお体大切にお過ごしくださいますように。