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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

まだ花開かせるために。~才能よりも継続~

2017年2月1日

日記帳

 

「1年間、日記をつけ続けることが出来る人は将来何かを成し遂げる人。

10年間、日記つけ続けた人は何かを成し遂げた人」

という言葉を誰かに言われました。

私自身は、8才から24才までほぼ毎日、日記をつけ続けていました。

あまり優秀ではなかった私の子供時代のエピソードで、

唯一自慢出来ることです。

しかし、では、その後、私が何か成し遂げたかというと特に普通の人生であり

それがどう役に立ったのか分かりません。

単に勤勉であることを奨励して言われたことなのでしょう。

 

しかし、今、世間で流行っている本「GRITやり抜く力」を読んでみると

この継続する力というのは、馬鹿にしたものではなさそうです。

この本では、生まれ持っての能力だけでは成功できず、

同じことを継続し続ける人が成功すると言っています。

どんなに失敗してもめげずに情熱を持ってやり続ける力が

どんな分野においても成功すると著者の研究結果を示しています。

確かに、私たちの知っているアスリートたちも

人一倍、誰よりも練習を行っていると自負している人が多いですし

ノーベル賞や文学賞などを取る人達も下積みが長く

それが果たして成功に結び付くか分からずにがむしゃらに

やっている人が多いですね。

毎日毎日、同じことを続け、重要なのは長い時間その時だけ頑張るのではなく

今日ダメでも根気よく明日も頑張ろうとポジティブに捉えることだそうです。

親がそれを奨励し続けていることも大切な要素だそうです。

 

そしてやり続ける動機となるのは

「それが本当にやりたいことなのかどうか」という情熱。

才能よりも「やり抜く力」というスキルが備わっていれば素晴らしい結果を導くそうです。

これには勇気づけられました。

もし、私に「やり抜く力」が備わっているとすれば

まだまだこの先にも何かを花開かせる可能性があるのかも知れない。

年齢を気にせずに、頑張ろうという気持ちになりました。

皆さんも一つや二つ、

振り返ってみれば、がむしゃらにやり続けることが出来た好きなことを

お持ちなのではないでしょうか。

だとしたら、まだ大丈夫。

それに火をつける情熱があれば良いのです。

 

私のセミナーでは、毎回、女性にビジョンを考えてもらいます。

しかし、あらためて本当にやりたいことは何か、有りたい自分の姿を描いてください、

とお伝えすると、それが描けない方が多くいらっしゃいます。

漠然とはあるのでしょうが、「こうなりたい!」「これをしたい!」

その意欲をはっきりとお持ちの方は少数です。

毎回、これは少し残念なことです。

日々、忙しい女性は「やりたい!」という思いよりも

「やらなければならない」ことが多すぎるのかも知れません。

まさに生活に追われてしまいます。

 

女性活躍推進のご担当の方などからも

仕事に意欲がある女性と生活の一部として流してやっている女性との温度差があり、

全員のモーチベーションを上げるのは難しいというお声も聴きます。

しかし、周囲がそうであればそれはもう今年はほっておきましょう。

情熱を持ってやりたいこと、仕事の上では何が自分を駆り立てるのか、

自分自身の「生きがい」「働きがい」をもう一度明確にしませんか。

子供がいるから、

時間がないから、

それを社会が会社が解決して欲しい、と思う気持ちは分かります。

しかし、実は情熱がありがむしゃらに生きている人には

道が自然と切り開かれるていることを

がむしゃらに挑み続けたことがない人は

気が付くことが出来ません。

 

どう育てられたかに大きく影響する「GRITやり抜く力」。

子供のいる女性であればなおのこと

ご自身で見せてあげることは、とても重要です。

母親である女性の生き方は、女性本人だけの物ではありませんね。

 

さて、日記どころかこのブログも定期的な継続が危うい最近の私ですが

日記の中に9才の自分が書いた言葉にびっくり。

「わたしの良いところはあまりないけれど、

自分の悪いところをなおそうとするところかな~」

他人を変えられないけれど自分は変えられる。

これも私が、コーチングで良くお伝えしていることのひとつです。

 

今年も自分を変えると決めてめげずに諦めずに努力を継続したいと思います。

ご一緒に良い年にしましょう。

YK

参考図書 「GRITやり抜く力」アンジェラ・ダックワース ダイヤモンド社