『フィードフォワードで自信を持たせる!』
2024年11月8日
女性管理職比率の向上は、女性のみならず企業全体に成長をもたらします。
しかし、管理職比率は伸び悩んでいるのは何故なのでしょうか。
女性にとっては今こそチャンスが与えられている時代だというのに、自信がないと
ためらっていませんか。
また、管理職への登用を提案して「自信がない」と断られて困惑している上司も多いのではないでしょうか。
このセミナーでは、女性を含め多様な価値観を持つ人々が、自信を持って能動的に組織にかかわることを促すコミュニケーションを学びます。フィードフォワードとは未来へ向けてのアドバイス、部下後輩のみならず自分自身へ投げかける習慣を身に着けていただきます。
効果
・自分の自信と実力を客観視できます
・「自信」を獲得するセルフコーチングを学べます
・部下や後輩をやる気にさせるフィードバックのスキルが学べます
男性女性に関わらず、気楽にご参加ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
女性の未来は選ばれるより選びたい
2023年5月29日
大宰府天満宮
「管理職として働くときに女性という性別が武器になったことはありますか」
という質問を受けました。
先日、女子大のキャリアデザイン講座のゲストに呼ばれた時のこと、
70名の女子学生から寄せらた100問近い質問の中のひとつです。
私は女性を武器にしたことはないけど(笑)と前置きしたうえで、「今、女性であるということ自体が強い武器ですよ!」と答えました。
いよいよ東商プレミアム上場企業は女性管理職を置くことが審査基準となり、国をあげて活躍を推し進めている今、女性にはチャンスが訪れています。
でも現実はというと、企業で働く女性も今回の学生たちも不安に揺れ動いています。
今回お会いした学生の質問の多くも、3,4年生ということもあって、就職や将来への不安が中心です。
他人を傷つけないか、目立ちすぎないか、失敗しないか、選ばれるだろうか、と自信のない彼女たち。担当教授によると、とても共感力が強く優しいので、とにかく周囲を気にしすぎる傾向があるようです。
そこで彼女たちの質問に対して12のフィードフォワードを行いました。
フィードフォワードとは、起こったことへのアドバイスではなく未来へ向けてのアドバイスです。
これらは、その学生たちの質問に対してのアドバイスですが、比較的平均的な学生たちなので現在の日本の若い女性には共通して言えることではないかと思います。
【女子大学生への12のフィードフォワード】
❶やりたいことはためらわない 自分はやれると信じましょう
❷目の前に来たチャンスはつかみましょう 他人に勧められることも試す価値はある
❸選ばれるより選ぶ人になりましょう
➍悔いなく事前準備をしましょう 好かれたかったら相手を知り尽くす
➎異業種・年代の異なる友人と付き合いましょう
❻共感力を高めましょう
❼目的意識を持ちましょう 大きなビジョンが描けなくても目の前のことを目的を持ってやってみる
❽自分の判断基準をもちましょう そのために学び続ける
➒他人を応援しましょう
➓海外へ出かけましょう 「外国人の中でひとり」の経験をする
⓫外国語を身につけましょう スキル+外国語は強味になる!
⓬たくさん恋愛をしましょう 失恋はレジリエンス(困難を乗り越える力)を育てる
学生たちは、真剣に聞いてくれて質問も多かったのですが、その中で、彼女たちが特に印象残ったのは次の3つのようでした。
❶やりたいことはためらわない、自分はやれると信じましょう
「やりたいことやればいいんだ」という声が聞こえました。
最近の若者はビジョンがないのではなく、自信がなくて自分のやりたいことを打ち出せないようです。
それも周囲への遠慮や失敗したらどうしようという懸念なのかもしれません。本当は自分の意志もちゃんと持っていることを知り、少し安心しました。
2つ目は
❸選ばれるより選ぶ人になりましょう
選ぶのは自分なんだ、と気づいてくれたらと思い伝えました。
あくまで受け身で、自分が選ぶ、そのために相手の立場にたって見るという視点が欠けていたことに気づいてくれたようです。
選ばれなかったらどうしよう、という不安は選ばれたいという想いの裏返しならこちらも可能性はありそうです。
そして最後は
⓬たくさん恋愛をしましょう。失恋はレジリエンス(困難を乗り越える力)を鍛える
多くの文学や演劇や音楽も、恋愛がテーマであるのは何故でしょう。それだけ人の心に大きく影響する出来事だからです。
恋愛によって相手から得ることは大きい。世界観を広げたり(時に狭くも)自分の枠を外し自分以外の個性を受け入れようとするのは、誰かを好きになった時ではないでしょうか。
そして、失恋は最大の自己否定される出来事です。承認欲求が恋愛ほど高まることはなく、失った時は辛い。
だからこそ、多くの恋をしたほうが良い、と瀬戸内寂聴さんではありませんが思っています。
これはやはりドンピシャ女子学生もささったようです。
この女子学生たちが社会人になって、企業でどのような活躍をするのでしょうか。
企業の戦力に成長するでしょうか。
企業は数だけではなく、ちゃんとチャンスを作ってあげて欲しいと切に願います。
他責にすることなく、自分の人生だからあきらめないで自分で切り開く!
学生だけでなく、どの女性もそう思って欲しいです。
今こそチャンスの今、会社を変えるのも女性次第。
大いにエールを送ります。
(YK)
https://omotenacism.com/seminar/2020/0126/1494/