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Columnコラム

ドーハの空港から見えたこと

2025年3月16日

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先月カタールのドーハへ行く機会がありました。

成田空港からの便を利用したのですが早く着いてしまい、イスラムの国へ行く前にとんかつを食べようと思ったら空港のレストランはどこもインバウンド客で行列。

仕方なくセルフサービスのファミレスのようなところへ入りました。

 

店内は空いてはいたのですが、食べ終わった後の皿が置かれたままで、床も汚い。スタッフがいることにはいたのですが、外国人の若い男性と女性がモップ片手にお喋りに夢中。

人手不足が起こす結果をまさに表していました。

 

日本と言えば、かつては清潔で衛生的な国であったはず。成田空港のトイレでは、誰かが使ったティッシュペーパーがシンクの横に置かれたまま、清掃が行き届いているとは思えませんでした。

羽田空港は今でも世界一きれいな空港と言われているようですが、最近は香港ですら空港のトイレはかなりきれい。

そしてドーハの空港は新しいということもあるけれど、トイレは清潔に保たれ、入国審査前のカフェも頻繁にモップをかける従業員がいました。

 

そして飛行機。

最近、中東御三家と言われる、エミレーツ航空(ドバイ)、カタール航空(カタール)、そしてエティハド航空(アブダビ)が高い評価を得ています。

今回、私はカタール航空のエコノミークラスだったのですが、久しぶりに手抜きのないサービスを受け感心ました。

手抜きのないとは、いろいろあるのですが、例えばメニューであれば日本の航空会社だとメニューをお客様の前に突き出して指差しさせたり、外資系だと「チキン?ビーフ?」で済ますところを、「Chiken Ravioli with Sauted vegetables」 のようにメニューの名前をきちんと一人づつに伝えています。

これは、結構、CAを経験したものにとっては結構大変な手間だということは分かります。そしてパンも暖かく飲み物も待たされることがなく速やかに来ます。

 

そんなことは大したことではない、と思われるかも知れませんが、かつては日本の航空会社はもちろんのことアジアの航空会社が常にトップランキングに入っていました。

かつてはアジアの航空会社もフルコースでしていたサービスが、段々、手順が短くなっているのに対して、実に正統派のサービス。

ビジネスクラスやファーストならさらに素晴らしいのでしょう。

いつか乘りたい(笑)

今は中東御三家が注目されるわけを垣間見ることが出来ました。

 

そこで気づいたのは、やはりお金のあるところに人は集まる。

人が集まるからサービスも良くなる。

そこへ行く航空会社も潤うから発展する。

脱石油をかかげて世界の中継地点としてあらたな都市づくりに取り組んでいる中東が

世界の中心になりつつあることを肌で感じてしまいました。

日本はやはり極東、と意識した出張でした。

参考:「第三世界の主役「中東」」 石田和靖著 (ブックダム)

(YK)