AIのおもてなし
2020年1月21日
久しぶりにユニクロへ行ったら、大半がセルフレジに変わっていて、遅ればせながら初めて使いました。
ざっくり籠に入れた商品を置くだけで、瞬時に点数と価格を読み取ってくれる。
本当に間違えていない?え、8点もあるかしら、と数を数えてしまいましたが間違えていませんでした。
あとはカードを差し込んでサインをして終わり。
あっという間にお会計が終わりました。便利!長い列に並ぶのが面倒で今日は買うのをやめよう、なんて思うこともこれで解決されますね。
そして、嫌いだったゴワゴワするプラスチックバッグの代わりに、紙のショッピングバッグの大中小が選べるようになっていました。そのうち、それもエコバッグにとって代わるのでしょうね。
人のぬくもりは大切だと思う私ですが、正確で清潔で迅速あればこちらのほうがいい。
しかし、どうしたら便利なのか、買い物する人のストレスが少なくなるのかを考えるのは人。
だから、おもてなしマインドは仕組みやシステムを考える人にこそ、ますます必要になっていくでしょう。
同じ日、郵便局でレターパックを数枚買ったらショッピングバッグがいるか聞かれました。バッグの中にそのまま入れると汚れそうなので「ください」というと、バッグに入れてくれようとします。
「いえいえ自分で入れるから袋だけください(なぜなら自分のバッグに入るように折り曲げて詰めたい)」というと、 優しそうな窓口の女性は「そんな、とんでもない」と言って丁寧にショッピングバッグに入れて渡してくれました。
結局、私は入れてくれたバッグをあけて、再度、自分で詰め替えました。
うーん、自分でやるって言っているのに。
丁寧ならいい、手をかければおもてなし、ということではないですよね。
一歩先を読む、相手の状況を想像する、相手にとって便利とは何かをとことん突き詰めて考えるプロセスが、AIの時代のおもてなしになるのではないでしょうか。
(YK)