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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

夢の実現に遅すぎるということはない!はず。

2019年2月12日

教えてお仕事私は高校生の頃、出版社に勤めて作家の原稿を取りに行くのが夢でした。そして作家と恋に落ちて自分がモデルの小説が出来たら、、なんて馬鹿なことを夢見ながら(笑)、本気でどうしたら文〇春〇社とか新〇潮社というような出版社に入れるのだろうと考えていました。

かなり優秀でなくては入れない狭い門だと知り夢破れ、もともと海外で仕事がしたいと思っていたので方針を変更し、それから様々な仕事を経験して今に至ります。

 

と、最近、本物の出版社に勤める一流編集者の女性とお知り合いになりました。お茶のお稽古の先輩です。

とてもほがらかで素敵な女性で作家と一緒に世界を取材している様子。「私、編集者に憧れていたんです!」と話したところ、彼女が担当されている作家の三浦しおんさんの本を貸してくださいました。「ふむふむ教えてお仕事!」という本で様々な職業の女性をインタビューしている本で、彼女も最終章でインタビューされています。

編集者だけではなく、様々な女性の仕事があることに気づく本です。

この本、大学生の頃読んでいたら、やっぱり出版社を目指したかも知れない!やっぱり本の影響力は素晴らしい!

とはいえ、それは運か縁の為せる技で、私は編集者にはなれなかったけど、CAも楽しかったし、会社員の仕事も面白かったし、苦労は山のようにあったけど過ぎてしまえばほとんど忘れてしまい、経験は宝物です。

 

今、若い女性や大学生を対象にした講演や研修で「やりたいことは?」と尋ねても、「現状維持」「平凡に普通に生きていけたら」という答が返ってきます。

ましては会社員生活が長い女性に同じ質問をすると「この先何をしたいか分からないけれど目の前にあることをやっていくだけ」という答えです。

まあ、それが大人になる、ということだと言ったらそれまでで、今、人生100年時代と言われているのですから、もう少し夢を見てもいいのではないかと思います。

好奇心を追求しても良いのではと思います。

それに「普通に生きていく」なんて現状維持なんて一番難しいことだからです。現状維持でいいと思ったら現状降下が待っているでしょう。

何より私が懸念するのは、そういう母親に育てられた娘はやっぱり夢が持てないのではないかということ。

 

40才でも50才でも、まだまだ本当はやってみたかったこと、見つけて突き進む女性はかっこいい。

遅すぎるということはないはず。成功の基準も自分自身で決めるものなのですから。

そんな女性が増えることが何より女性活躍推進を後押しすることになるのではないでしょうか。

かの世界的コンサルタントの大前研一氏も「やりたいことは全てやれ!今やれ!」と言っています。

女性の可能性は大きい!

(YK)

参考;ふむふむ 教えて、お仕事! 三浦しおん著 新潮文庫

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