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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

彼女がフリーターから抜け出した理由

2016年12月2日

%e5%af%be%e8%ab%87先日、ある女子大のキャリアセミナーで、

某東証一部上場企業の女性の人事部長さんと対談を行いました。

彼女は、まだ30代前半で、高卒でニートとフリーターから一年発起をし

今のポジションに着いたという女性です。

大学浪人から、なんとなく就職の機会を逸しアルバイトを繰り返し

ぶらぶら何もしないでいるという生活から

何故、彼女が抜け出ることが出来たのでしょう。

 

気付きを得る。

それは、ある日、アルバイト先に出すための履歴書を書いていたとき、

年齢欄に「21才!」と書いて

「これじゃまずいだろう・・・」と愕然としたことがきっかけだったそうです。

同じときに、父親には

「お前は何一つ長続きしない」と烙印を押されてしまった。

普通であれば、そこで自分の学歴や足りない点を言い訳にして

右往左往する人が大半でしょうが

彼女の違うところは、目の前の仕事に真剣に取り組むことを決心した姿勢です。

 

目の前のことに集中する。

それまで販売員として地元のブティックでアルバイトをしながら

「都会のブティックの仕事が本当の仕事」と思っていたそうですが

とりあえず、自分に出来る目の前の仕事を真剣に取り組まなくては、

と気付くことが出来たのです。

真剣に取り組むと結果が生まれる、販売一位になり、そうなると仕事は面白くなる、

そこから彼女の仕事は変わり、あっという間に店舗は売上一番の店に。

その後は、ここにいては成長がないと判断すると、別の機会を躊躇なく求め続け気づくと

人事部長にまでなっていたそうです。

 

ビジョンを持つ。

彼女は皆が楽しく働ける会社が作りたい、と自分でも起業を考えていたそうです。

しかし、「楽しく働く会社を作ろう」というビジョンを持つ会社に出会い、

社長に共感し入社し没頭し、気付いたら上場するにまでなっていたそうです。

学歴や経歴は手段にはなりますがハンデではない、

「想い」を持たないことのほうがハンデなのだと彼女の話を聞いて感じました。

 

自分を変える努力をする。

スキルや知識がないことに関して、何をしているのか問うと、

得意でないことは得意な人の力を借りる、という答えが返りました。

そして、毎日、手帳にチェックリストを書いて、

自分が出来ている出来ていないをチェックして

成長をして来たといいます。

 

さて、女子大の講演にあたって、最近の女子大生は夢がなく現実的である

ビジョンなど持てない、という声も聞いていました。

しかし、よくよく注意してみると、今の若者の夢は私の世代のような物質的な成長ではなく

もっと社会的な壮大な夢を実は心に持っている人も多いように思います。

それを気づかせるチャンスを作るのが

大人のミッションだと教えられた講演でした。

(YK)

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