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Columnコラム

感情表現はおもてなし

2022年4月8日

ビール先日、某百貨店で買い物をすると某ビール会社のキャンペーン中ということで発泡酒を一本くれました。

前回はビールだったので、少しがっかりしながらも「わー嬉しい!」と喜んで受け取ると販売員が「そんなに喜んでくださるならもう一本お持ちください」と2本くれました。

 

「もしかしたら皆さん、重たいからいらないって断れるの?」と尋ねると「そうなんです。こんなに喜んで受け取ってくださる方初めてです」と言われました。

「ああ、私、ビール好きだから」と笑いましたが、ビールに限らず何かもらう時はかなり喜ぶのはもう昔からの習性です。

そしてこの習性で随分、得をしています。

今回もビール2本。そして、喜ぶと「喜んでくれたから」と次の機会にも何かしてもらえる確立はかなり高い。

 

物を狙って喜んでいるわけではありませんが、相手の立場に置き換えた時、やっぱり何かをして「ふーん」とされるよりは喜んでもらったほうが気持ちがいいものです。そして良い人間関係に繋がる可能性は広がります。

 

物の受け渡しだけではなく、プレゼンをしたとき、会議で意見を表明したとき反応があるのとないのとでは、モチベーションの上がり方が変わります。例えば、反対意見を相手が述べたとしても拍手をしていますか。拍手は意見の肯定ではなく、意見を出してくれたことへの感謝を示すためです。

会議の場では、表情もなく怖い顔をしている人の多いこと。表現するのが苦手であれば少なくとも口角はあげて笑顔を作って欲しい。そうすれば、もっと良いアイデアが相手から出るはずです。

もし、あなたがダイバーシティを推進したいと考えているのであれば、なおのこと、少数派の人たちが意見を発信するのにとても大きな勇気を必要としていることに気づいていらっしゃいますか。

拍手や笑顔はためらう気持ちを後押しする効果があります。

 

また、接客や営業の場においても、日本人は表現が上手ではありません。洋服を試着しても「わーお似合いですね!」と言われるとテンションが上がるけれど、沈黙で商品説明しかしない販売員も多い。機会を損失しています。

 

よくも悪くも自分の気持ちを表現をする。

受け取ったボールは自分の気持ちを開示して返す。

それも大切な相手へのおもてなしです。

(YK)

https://omotenacism.com/seminar/2021/1231/2080/

世代や性別の壁を乗り越える! 『承認と共感のコミュニケーションスキル』~効果的な1on1ミーティングのために

2021年12月31日

【テキスト】小鳥の会話1on1 ミーティングを始めたものの、「世代や性別の異なる部下と会話がかみ合わない」「従来のミーティングとあまり変わらない」と感じている上司の方は多いのではないのでしょうか。

「質問」のスキルももちろん重要ですが、特に上記のような場合には、「受容」の感度と「共感」「承認」のスキルを磨き直すことが非常に有効です。

価値観の異なる部下や同僚と効果的なコミュニケーションを行うには、まず相手の価値観を理解し寄り添うことに時間をかけることです。

1on1ミーティングに限らず、近年注目を集めている「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」の文脈でも、この「受容」「共感」は必須ともいえる要素です。

相手をあるがままに認めて相手の立場になって物事を捉える「承認」と「共感」を効果的に示すことができれば、信頼関係の構築がしやすくなり、本音での対話が可能になります。

「質問」に比して、なんとなく習得した気になってしまいがちな「承認」と「共感」ですが、そこには明確なメソッドがあり、一度スキルとして身に着けることができれば、大きな効果を期待できます。

本セミナーでは、ニューノーマル時代の上司の在り方とリーダーシップを理解していただき、「受容」の理解と、徹底的に「承認」と「共感」のスキルを練習します。

「○○さん、変わったね」と言われる上司になることを一緒に目指しませんか?