logo

Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

主張する女性はかっこいい

2019年12月22日

サンタクロース最近、テレビのニュースキャスターのメインを女性がつとめているケースが増えています。

やはり女性のほうが華やかで、視聴率が取れるからかなと思っていたのですが、見ているうちにそれとは別のメリットに気が付きました。

女性がニュースを伝えるとき、男性キャスターより、より怒りや共感がストレートに表れていて好感が持てると感じるのは私だけでしょうか。

女性は、何かを伝える裏に自分の思いを込めずにいられません。その長所が効果的に発揮されていると私は感じています。

 

今年はこのコラムでは、女性の改善すべき癖を取り上げてきました。その中にも「自分の成果を主張できない」そして「感情的すぎる」という習慣がありました。

 

気持ちを率直に伝えることは相手を動かす力もあります。重要なのは、その主張が自分のためだけ勝手な自己主張ではなく、皆が知っておくべきこと、皆のために発言すべきことであるかどうかなのではないでしょうか。

では、自分の成果は?と思われるかも知れませんが、自分がやったことも他人に共有すべきことであることを忘れないでください。

 

相手にきちんと伝えるためには、感情的であってはいけないけれども、そもそも、すべての人間の行っている社会活動の裏には、腹が立ったり、悲しかったり、嬉しかったり、という何かしら、感情があるはずです。

仕事は、そもそも自分にとっても誰にとっても幸せに人生を生きていくための手段なのですから、感情は隠すべきものではなく大切にするものですよね。

それを相手が動くように冷静に伝えるということが必要なのです。

 

 

社会でも、今年は、多くの声をあげる女性を目にしました。

環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん、香港の民主運動リーダーのアグネス・チョウさん、性暴力被害の民事訴訟で勝訴したジャーナリストの伊藤詩織さん。

 

主張に賛同する人しない人がいるでしょうが、怒りや疑問を真摯に訴える彼女たちの言葉には心打たれます。耳を傾けようという気持ちになります。

彼女たちの発言はテレビの国会で目にするような男性たちの、曖昧でどうとでも取れるようなものではありません。自分の身を挺して、思いを伝えたいという姿勢が見えます。

 

それと比較すると、仕事場での発言は、注目を得るわけでもないし会社に大きな影響を与えるほどのことでもないかも知れません。しかし、働いている以上、自分が感じていること、考えていることを意見として出すことは義務であり責任です。

だから、遠慮なく、仕事で職場でも心に引っかかるものや、思いがあるのであれば発言していきましょう。

それが住みやすい職場や環境を作っていくのではないでしょうか。

来年はLet’s speak out !

(YK)