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Columnコラム

こんな時だからこそ心穏やかに

2021年1月7日

瞑想ろうそくコロナウィルスの拡大とともに始まった2021年。こんな時代だからこそ冷静に心穏やかに過ごしたいものです。

 

昨年、私が新たな習慣として取り入れたのが座禅でした。かなり緩い自己流なので座禅と呼べるのか、瞑想なのか、時間があるときは朝、そして毎晩、眠る前、10分ほど半分目を閉じて数を数えて呼吸を整えるだけ。しかしこれがなかなか安眠効果をもたらし、気持ちを落ち着けてくれます。やっている方は、今、多いですよね。

 

とはいえ、なかなか10分間、心を空にして今ここにある時間に集中するのは至難の業です。

そこで出会ったのが和ろうそくを使った瞑想。新年の仕事始めに試してみました。

ろうそくをともして、目はとじずにじっと炎の動きを観察します。炎が美しく上へ上と揺れ動き、しかし少しづつ足元は解け始め、だんだんと炎の大きさは小さくなっていきますが、色はさらに美しく力強い朱色に輝きます。消える前、一瞬、青い炎を出し、一筋の煙が私の方へと向かってきました。微かな、ごく微かな、ろうそくが崩れ落ちる音も聴こえました。

人間の一生をろうそくに例える意味が分かりました。

 

こんなに一生懸命、何も考えず目の前にあるものを眺めた経験も久しぶりです。子供の頃にはいつも、目に入るものを夢中で眺めていたはずなのに、大人になったら忘れてしまっていたようです。

子供の頃は邪念がなく、常に、今ここに集中していたことに気づきました。

 

今年は、何が起きようと自分の時間は終わりに向かって常にろうそくのように燃え続けていることを意識していきたいと思います。

目に写るものを先入観を持たずに見たいと思います。そうすれば、自然と自分にも他人にも優しくなれるかも知れません。

 

皆様が苦難に振り回されず、優しい気持ちで過ごせますように。種類瞑想ろうそく3

(YK)