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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

ネガティブ情報より目的意識

2020年4月20日

20200305_150247自宅で日々、過ごすようになってから、すっかり人付き合いはネットを介してということになりました。そして、あらためて気がついたこと。人は情報を発信することが好きだということです。自分が見聞きしたこと、誰かに伝えずにはいられない人たちが多くいます。

 

真実らしき情報も眉唾のにおいがする情報もネットには垂れ流しされています。かくいう私自身、確認もせずにうっかりシェアしたり転送したりしてしまうこともあり反省。

シェアはともかく個人に送信をすると、相手の時間を消費することになります。そしてチェーンメールが横行、それがデマの元になる危険性もあるわけですから、ほとんどの人が悪気はなくてやっていることですが、互いに要注意ですね。

 

ということで最近は、ネガティブな情報や他人の批判、不安定要素満載の近況報告を離れて、仕事仲間とのオンライン勉強会を楽しんでいます。

 

私自身の仕事のスタイルもリアルからネットへと大きく変わり、仕事の内容も変容が求められていて、日々、同じ仕事をしている友人たちとああでもないこうでもないと毎日、SNSやオンラインミーティングで情報共有をしています。

彼らとの勉強会が楽しいのは、不安はさておき未来に向けて何をするのか、全員が同じ状況で情報やノウハウを共有するという目的があるからです。

日々勉強をして、何かを習得すると他の人に教えたくなってきます。ネガティブ情報の伝達よりよほど意味がありますね。

そして互いに刺激を与えあい、急にもたらされたこの自宅待機時間が忙しい。

半年先は不透明でも、明日までにトライしてみよう、来週までにこれをしようという目的が生まれます。

やっぱり人間は未来があるから元気になれるのですね。

こんな不安な状況で、目的意識で繋がる仲間がいることがとても心強くありがたく感じています。

 

男性は平時であっても(なんだか戦争中ですね)、実はこうした目的意識で繋がることを得意としています。

自分の目的が明確だと応援を求めやすいし、目的がはっきりしている人には支援の手が差し出しやすい。

だから、男性は、コネクションを有効にお互い使いあうことができるのです。

女性は自分の気持ちを開示し共感する能力に優れているので、人間関係を構築するのが男性より本来得意ですが、言葉で共感を示すことはできても、具体的に助けることは苦手です。助けを求めることも苦手です。

共感は誰もが嬉しいけれど、具体的な支援をもらうことはもっと嬉しい。そして助けてもらったら忘れずに返しましょう。この点も男性を見習いましょう。

 

まずは目的を持つこと。そして誰かと共有すること。これが、この憂鬱な時期を乗り越えるひとつの手段になりそうです。

幸いにもウェブやオンラインのコミュニケーションによって、メッセージ発信は対面よりやりやすくなっています。

きっと、不安な情報に惑わされずに、やるべきことが見えてきてウキウキしますよ。

(YK)