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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

女性の眼に映るもの その2

2015年10月26日

【女性のための自己変革の技術】

会議の席でこんな経験はありませんか。

 

例えば、上司が今月の営業成績が悪い

何か施策はないのかと

青筋を立てて話しているような時です。

女性の皆さんの眼には何が映っているでしょうか。

私は周囲の人の反応が気になったものです。

昨夜も、全員が遅くまで残業しているのに

今朝またこんなに言われたのでは

ほら、皆だってうんざりした顔している・・・

またチームの雰囲気が悪くなりそう。

あの人は神妙な顔して聞いているけど

そもそも彼がしっかりしないから

こうなっているんじゃない。

というようなことが頭を駆け巡ります。

 

一方、多くの男性はどうこの事態に対処しようか

すぐに作戦を考え始めます。

施策も言い訳もファクトに基づいて

どう説明しようか

どう次の一手を取ったらいいのか

自分のことに集中しています。

 

男性が一点集中型と前回お伝えしましたが

そもそも男性は子供の頃からゲームに勝つことや

競争で一番になることを褒められて育ちます。

女性はと言えば、周囲と仲良くし皆に好かれることを

奨励されます。

もちろん、親の教育によってそうである家庭ばかりでは

ありませんが、一般的にその傾向が強いでしょう。

そのように伸ばされた特徴の違いは、どちらが正しいとか優れている

ということではないのです。

どちらも長所であり強みとなりえます。

ただ、これまで男性型の目標達成を目指している組織においては

男性の見方が正しい、とされてしまいがちであったかも知れません。

 

しかし、現在のように革新が求められる組織にあっては

女性の広い視点、そして全体の空気を読み取る力は

大変重要な力ではないでしょうか。

急速に変化していかなければならない企業において、

何かが変であるという兆しを読み取る視点を持っていること

そしてそれを声に出して伝えられる組織であることは

大変重要です。

 

女性の管理職を増やすことは

労働力やダイバーシティの観点に加えて

リスクマネジメントの点からも必要なのです。

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