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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

女性の眼に映るもの

2015年10月8日

【女性のための自己変革の技術】

企業での管理職として勤務した経験や

起業してから悩み学んだ

女性としてのリーダーシップを

多くの女性に伝える機会を頂いています。

このブログでは「女性のための自己変革の技術」でお伝えしている内容に加え

女性のキャリアと人生について語りたいと思います。

 

まず一回目は女性の視点についてご紹介します。

 

女性の皆さんは、会議の場や上司との会話の中で

「的外れである」とか「論理的でない」「説明がなっていない」と言われ

自分の意見が却下されたり、

データと共に再提出するよう言われた経験をお持ちではないでしょうか。

私には頻繁にあります。

そして、それを私が論理的でなく分析も苦手で、説明下手であるからだと

自分を責めていました。

もっと、勉強しなくては、もっと知識を得なくては

そう思って、ビジネススクールへ通ったり、勉強したりして来ました。

それでもまだ十分でない、と感じてしまいます。

見渡してみると、仕事で成功したいと考えている女性の多くは、

非常に勉強家です。

既に十分な経験と知識があるのに、勉強し続けたり

資格の取得に励んでいる人は多いですよね。

 

一方、男性を見てみると

彼らはそれほど勉強熱心ではないように見えます。

というより、日々の業務や付き合いが優先順位で

習い事の時間は女性ほどないのかも知れません。

では、男性はいつの間に、組織が求めるような回答やプレゼンを

習得しているのでしょう。

これは、実は男性と女性の物の捉え方、目に映っているものが違うからなのです。

もちろん、男性だから女性だからと言い切れない個人差があることを踏まえての話ですが

(このブログでは男性VS女性の説明が多くなりますが)

女性は一般的に広範囲で物をとらえ

男性は一点集中型で物事を理解する傾向にあるようです。

 

現代の会社組織は、男性によって基礎は作られていますから

日本に限らず、男性型の視点で動いています。

目指すべき目標を決めて、そこに到達するため現状を分析し手段を考える、

これが組織の基本です。

しかし、女性は全体調和を大切にすることを重視します。

これは母親になる機能を持っている女性と

家族を養うことを役割として期待されている違いではないでしょうか。

これも個人差はあるものの、動物としての本能がその違いを生んでいるようです。

 

では女性は男性と同じ、一点集中型の視点を持たなければ

ビジネスでは成功しないのでしょうか。

 

次回は女性の視点の重要性を御紹介します。

 

川邊彌生

 

*参考図書 The Female Vision  Women’s Real Power at Work by Sally Helgesen & Julie Johnson

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