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Omotenacism for women女性のためのオモテナシズム

ぶれない発言をしたい

2024年3月8日

お雛様2021最近、ある人から「川邊さんは男だね」

と言われました。

「男だ」という表現は若い頃から親しい友人にもたびたび言われたことはあるのですが

それが何を意味するのか分かりません。

しかしそう言われたときは、ポジティブな私は「ビジネスライク」だとか、「合理的に物事考える」とか、「仕事第一」または「決断力がある」「リーダーシップがある」というようなことを言いたいのだろうと、褒められたと捉えるようにしています。

 

しかし同時に「女らしい」を否定されているようで、落ち着かない気持ちになります。

男性が「君は女だね」と言われたら、どのような気持ちになるのでしょうか。

そもそも女らしい、とか男らしいとか、評価の基準にもならない、誰に対しても意味のない表現です。

しかし私は、そう言われるとただ「よく言われます」と受け流してしまいます。

 

少し前にあるベテラン政治家が、女性大臣を「おばさんなのに行動力がある」と公の場でコメントしたことが問題になりました。

それを受けて記者会見に出た女性大臣が「ありがたく受け止める」と答えたことが、賛否両論を巻き起こしました。

私だったらなんて答えただろう、と考えてみたのですが恐らく私も「ご厚意ある評価と受け止めます」とか「気にしておりません」とか、受け流して終わりにしてしまっただろうと思います。

 

が、やはりことはそれだけでは終わりませんでした。

その後すぐに多くの女性政治家や一般女性たちが、「日本の女性大臣がセクハラ発言に抗議しないのは世界に恥ずかしい」、「多くの女性のロールモデルとしての発言ではなかった」と発言をしたベテラン政治家と同じくらい、女性大臣が避難される結果となりました。

その反応を見て、日本の社会はちゃんと着実に成長し続けている、と感じた事件?でした。

 

自分が日頃、正しいと信じていること、考えていること、思っていること(信念)はどのような状況にあっても、それに従って発言や行動がぶれないようにしたい。

誰もが思っているでしょう。

しかし、同時に私たちは(特に日本人は)、周囲の大切な人に同調したいという思いも強く持っています。

「自分らしくありたい」「自分はユニークでありたい」と思いながら、組織では「皆を喜ばせたい」と同調する。

それが最近起こる組織の問題を引き起こす要因のひとつでもあるのではないでしょうか。

 

目の前の人を喜ばせるために信念を曲げない、これはかなりハードルの高いことですが今年心がけたいテーマのひとつです。

(YK)

ミッションに続く道

2015年11月10日

【女性のための自己変革の技術】

お金が欲しいという欲望から始まって

次に働きたい意欲にかられる。

そして働くことは、お金自体よりも、

もっと強い興味の対象となっていく。

お金は結局、独立のシンボルという

意味しか持たなくなる    ココ・シャネル

 

ラグジュアリーブランドの創設者として知られる

ココ・シャネルは、

孤児院で育ち、貧しさから抜け出したいという

強い思いで仕事を始め、一心不乱に働き続け成功をおさめますが

その思いはいつしか

女性に美しく着心地の良い服を提供したいという

ミッションに変わって行きました。

 

女性は真面目です。

仕事でも家庭でも責任感を強く持っています。

どんなきっかけであれ、選んだ仕事に対して

真摯に取り組みます。

たまたまパートで始めた仕事で

トップにまで上り詰めた女性のエピソードが

いくつかありますね。

そして誰かのために一生懸命働くうちに

ミッションを見出して行く、

そんな生き方をしている女性が多いように

思います。

 

フィギュアスケートの浅田選手の将来を

映画の早送りのように考えてみました。

世界中にファンを持ち、愛されている彼女は

きっとフィギュアスケートを教えるようになり

そしてやがて、世界の人達のために貢献するような

道を選ぶのではないでしょうか・・・

あくまで想像ですが。

 

私はセミナーでは

ミッションを見つけましょう、ビジョンを描きましょう

と言うのですが、

実際、女性に限らず参加者に人生の目的を訪ねると

ほとんどの方が明確には答えられません。

私自身は、かなりの空想家であったので、

ビジョンは学生時代から描いていました。

どういう姿でどのような場面で何をやりたいのか、と。

しかし、ミッション=使命、命を使ってやりたいこと、

これには意識が向いていませんでした。

 

そして今頃になってやっと

目の前にあることを一生懸命取り組んで来たことが

一本道になって見えて来て、

結局、私のミッションに繋がっていたのだと気が付きました。

ミッションを見つけるためには、

浅田選手のように休養宣言をする、

というのも良いのかも知れません。

ただし、ハードワークがあってこその休養。

 

自分探しの旅だけでは見つからないかも知れませんね。

YK

 

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