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座禅、茶道、書道

2016年3月5日

書道

 

2月は神楽坂の厄除けから始まり

茶道、座禅、書道と

ほんのさわりだけ教えて頂く機会がありました。

 

書道は実は私は20年近くやっています。

というと、私の普段の字を知る方は

言葉を失ってしまうのですが

師匠もはっきりおっしゃいますが

書道を習ってもペンの字が上達しない弟子

は多いようです。

安心・・・

 

さて、この書道、私が始めたきっかけは

単なる気まぐれでした。

海外に住んでいる頃、

心穏やかでない日々もあり、

しかし時間は有り余っていて

これを埋める手段として始めてみたのです。

私の会では、

先生のお手本ではなく

先人の書いた文字をひたすら真似て書く、臨書、を

させます。

しっかりとお手本を見つめながら、そっくりそのまま書いて行くとのですが、

中々筆はそのようには運びません。

この作業、心に浮かぶ不安や迷いを忘れさせてくれるので

すっかりはまりました。

 

さて、先日、初めて本格的な座禅の場へ行きました。

その後友人に

「そして無になれた?」と聞かれてみると

その場のお香の香りやゆっくり歩くお坊さんの気配が気になったり

何も考えないということは出来ませんでしたが、

少なくとも心の中の課題は、座っている間は忘れていることが出来ました。

座禅の境地とは本来、別の物なのかもしれませんが

初心者の私としてはそこに魅力を感じます。

 

その数日後、たまたま久しぶりに

墨をすり、筆をとる機会がありました。

あっ、これって座禅と似ている。

写経って、そういうことなんでしょうね。

 

そう考えればお茶席でも

お茶をふるまわれる間のお湯のチンチンと沸く音の中

立てて下さる方の仕草に集中していたものです。

 

今、ここに集中する。

 

心を見せるために型がある

型を美しく見せるために集中する。

今年はまだまだ追求しようと思います。

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